特徴
ベンジャミンゴムと似た植物で、太い幹から小枝を出させた大鉢は風格があります。自生地では樹高20mにもなる高木で、多数の気根を出し垂れ下がった気根は地面に着くと支持根となりたがいにからみ合って、巨大な幹に見えるようになります。斑入りの品種もあります。日本では種子島、屋久島、琉球諸島に自生します。宿主木に寄生し、よじ登るように成長します。枝葉を茂らせ宿主の光合成を妨げ、枯らしてしまいます。幼樹は半日陰でよく育ちます。
置き場所
明るい場所を好む植物ですが、耐陰性があるので、室内の明るさの足りないような場所でも育ちます。しかし、光量不足の場所に長く置くと、葉がまばらにしか出てこなくなり株姿が乱れますので、時々日当たりの良い場所に移動してあげます。ただし、置き場所を変えることで、環境が急変し落葉する原因にもなりますので、徐々に移動をさせ環境に慣れさせます。耐寒温度は0度以上と寒さには強いですが、余裕をもって最低温度5度以上で管理すれば葉もあまり落とさずに冬を越えてくれます。
4月中旬から10月下旬:室内、室外の日当たりのよい場所に置きますが、明るい日陰でも育ちます。
11月から4月上旬:室内の日当たりのよい所か、できるだけ明るい所。最低温度は5度以上で管理。
水やりのタイミング
生育期の5~10月は、鉢土の表面が乾いてきたら葉水を兼ねてたっぷりと水を与えます。冬は、鉢土表面が白っぽく乾いて3~4日してから、鉢土に水を与えます。この時、水を与えるタイミングとしては天気の良い午前中に与えてあげると尚良いです。そして、週に1~2回程度、日中の暖かい時間に霧吹き等で葉水を与えてあげましょう。
肥料
あまり、多くの肥料をあげる必要の無い植物です。生育期の5~10月に緩効性化成肥料を施します。冬は与えません。
病害虫
空気の乾燥により、カイガラムシが発生する場合があります。カイガラムシの駆除は葉水か、歯ブラシでこすり落とす、または湿らせた布でふき取ります。その後、薬剤散布を行います。